2015年01月27日

ハイブリッドフルーツ

クロワッサン×ドーナッツ「クロナッツ」、
フレンチトースト×パンケーキ「フレンチパンケーキ」など、
今「ハイブリッドスイーツ」が話題となっていますが、
果物の世界では、「ハイブリッドフルーツ」icon12に注目が集まっています。

異なる品種のフルーツの良いところ、長所を生かして、
交配させ、品種改良させた果物のこと。
同じ科の近い品種のものを利用して作られています。

例えば、プラムとアプリコットの掛け合わせ「プルオット」とか、
マクワウリとメロンを交配させた「パパイヤメロン」など。

海外で開発されたものが多く、日本では流通していないものがほとんどですが、
割と手に入りやすいのが、
「バナップル」
リンゴのような風味がある新種のバナナface08
これはリンゴと掛け合わせたのではなく、
フィリピンで様々なバナナの品種から生み出されました。
「バナップル」は、ハイブリッドフルーツの代表格として取り上げられていますが、
バナナ同士の交配ですから、
ハイブリッドフルーツの定義ってちょっと曖昧だなって感じます。
そういう意味では、今出回っているほとんどの果物は、
何かと何かの掛け合わせ。ハイブリッド。
リンゴの王様「ふじ」だって、「デリシャス」と「国光」が親。
バナナなのにりんごの味を持ち合わせているという特徴がハイブリッドなんでしょうね。

どんな味なのか、興味をそそられるハイブリッドフルーツ。
普段、果物をあまり食べない人にも、食べるきっかけになったら良いなって思います。

実は、私の地元、須坂市生まれのハイブリッドフルーツがありまーす。
それは、山根白桃×ネクタリン「ワッサー」icon06です。
中村渡さんが自身の畑で自然交配されたのを発見、育成したもの。
渡さんのニックネーム「わっさん」からその名前がつけられたそうです。
長野県民には親しみのあるフルーツです。
そういわれてみればハイブリッドですね。
見た目は桃で、果肉は黄色。
実が固いのにジューシーで、桃の甘さとネクタリンの酸味がバランスよく、さわやかな味。
桃と異なり日持ちがするのがうれしいです。

どんどんと進化するフルーツから目が離せませんね。

と、長文になりましたが、
なぜこんなに熱弁しているのかと言いますと、
明日か明後日のJ-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」
「TOKYO DICTIONAY」というコーナーに出演するからです。
残念ながらFMぜんこうじでは聞くことが出来ない時間帯。
ラジコか放送終了後の番組WEBでチェックをお願いします。
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/dictionary/index.html